
毎日頑張っているのに、ふとネガティブな感情に飲み込まれそうになることってありますよね。
「どうして私ばかりこんな目に遭うんだろう」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
そんな風に心が重く沈んでしまうのは、あなたが真剣に自分の人生を生きている証拠なんですよ。
実は、私たちの感情には目印となる地図のようなものがあると言われています。
この記事では、あなたの心の現在地を知り、少しずつ光の方向へ進むためのヒントをお伝えしますね。
読み終える頃には、自分らしい歩幅を取り戻す手がかりが見つかると思います。
今の感情は「現在地」を教えてくれるサインです

エイブラハム感情の22段階という言葉を耳にしたことはありますか?
これは、人間の感情を一番明るい状態から一番重い状態まで、22の階段に分けたものです。
引き寄せの法則の世界で、とても大切にされている考え方なんですね。
結論から言うと、この22段階は「今のあなたの心の現在地」を知るための優しい地図です。
決して、ネガティブな感情を持つ自分を責めるためのものではありません。
今の自分がどの階段にいるのかを、そっと見つめるだけでいいんです。
現在地が分かれば、次にどの階段へ足を乗せればいいのかが自然と見えてきますよね。
エイブラハムの教えでは、私たちの感情は大きく3つの層に分けられるとされています。
一番上の1段階目は「喜び・愛・感謝・自由」といった、最高に心地よい状態です。
そこから少しずつ下がっていき、7段階目の「満足」までがポジティブな領域と言われています。
そして、8段階目の「退屈」から14段階目の「心配」あたりまでが、中間的な感情の層です。
さらに下に行くと、15段階目の「不満」から始まり、一番下の22段階目が「絶望・恐れ」となります。
このように細かく分類されていると、自分の気持ちを客観的に見つめやすくなりますよね。
「今の私は10段階目のフラストレーションにいるな」と気づくだけで、心が少し落ち着くこともあります。
エイブラハムの教えそのものについては引き寄せの法則・エイブラハムとの対話ってどんな内容なの?で紹介しています。
感情のスケールが引き寄せの法則で重要な理由

では、なぜこの感情の階段がそれほどまでに重要なのでしょうか。
それは、私たちが放つ感情のエネルギーが、現実を創り出していくとされているからです。
引き寄せの法則では、自分が出している波動と同じものが引き寄せられると言われています。
嬉しい気分でいれば嬉しい出来事が、不安な気分でいれば不安な出来事がやってくるんですね。
だからこそ、自分が今どんな感情のエネルギーを発しているかを知ることが大切になります。
ポジティブとネガティブのグラデーション
私たちの心は、スイッチのように一瞬でポジティブとネガティブを切り替えられるものではありません。
心にモヤがかかったような重い状態から、いきなりパッと晴れ渡ることは少ないですよね。
実は、感情は白か黒かではなく、グラデーションになっているんです。
まるで空の色が、夕暮れから夜へ、そして朝焼けへとゆっくり変わっていくような感覚ですね。
だからこそ、22段階という細かい階段が用意されていると言われています。
隣り合った階段なら、ほんの少し意識の向きを変えるだけで上ることができるからです。
無理をして高い階段にジャンプしようとすると、かえって苦しくなってしまいますよ。
ネガティブな感情も大切な「ランプ」
多くの人が、怒りや悲しみを感じる自分を「ダメな人間だ」と責めてしまいがちです。
でも、それは他人軸の価値観に縛られているからかもしれませんね。
本当の自分(自分軸)で生きるためには、どんな感情もまずは優しく受け入れることが必要です。
エイブラハムの教えでは、ネガティブな感情は車の警告ランプのようなものとされています。
「本当の自分の望みから少しズレていますよ」と教えてくれる、ありがたいサインなんですね。
「この状況は嫌だ」と感じるからこそ、「じゃあ本当はどうしたい?」という望みが見えてきます。
自分の感情を否定しないことが、自分軸で生きるための第一歩になりますよ。
気持ちの落ち込みが続くときの抜け方は【引き寄せの法則】ネガティブスパイラルを抜け出すには?でも解説しています。
日常の中で感情の階段をどう上る?

頭では分かっても、実際に落ち込んでいるときはどうすればいいか気になりますよね。
ポイントは、言葉や思考を少しだけ変えて、心が「ホッとする」方向を探ることです。
無理に「感謝」や「喜び」まで飛ばず、ほんの少しだけホッとする感情を選ぶのがコツです。
ここでは、日常でよくある3つのシチュエーションを例に挙げて解説しますね。
怒りを感じたときのステップアップ
仕事や人間関係で、理不尽な扱いを受けて強い「怒り(16段階)」を感じた経験はありませんか?
このとき、いきなり「相手を許して愛しよう(1段階)」と思うのはとても苦しいですよね。
まずは「私はすごく怒っている!」と、その感情の存在をしっかり認めてあげてください。
そこから、少しだけエネルギーの軽い感情にずらす感覚を持ってみましょう。
「なんで私がこんな目に遭うの」という「不満(15段階)」にずらすだけでも大丈夫です。
怒りの炎が少しだけ小さくなり、胸の奥のつかえが取れたような感覚になりませんか?
さらに「あの人も余裕がなかったのかも」と「疑い(13段階)」までいければ大成功ですよ。
不安や心配に押しつぶされそうなとき
将来のことが気になって「不安(20段階)」で眠れない夜もあるかもしれませんね。
不安の渦の中にいるときは、視野が狭くなって、悪いことばかり考えてしまうものです。
そんなときは、あえて「どうせ考えても仕方ない」という「悲観(9段階)」にシフトしてみましょう。
一見ネガティブに見えますが、不安でパニックになるよりは、少しだけ心が落ち着きませんか?
不安で頭がいっぱいな状態より、悲観している状態のほうが、実はエネルギー的には軽いんです。
そこから「今はとりあえず休もう」と「退屈(8段階)」まで持っていければ完璧です。
退屈の段階まで来ると、心に呼吸する余白が生まれてきますよ。
無力感で動けないときの小さな一歩
「もう何もしたくない」という「無力感や絶望(22段階)」にいるときは、本当に辛いですよね。
この状態は、エネルギーが完全に枯渇してしまっている一番重いサインです。
ここから抜け出すために、エイブラハムは「怒り(16段階)」のエネルギーを使うことを勧めています。
「こんな人生もう嫌だ!」「ふざけるな!」と、心の中で思い切り叫んでみてください。
怒ることで、自分の中に眠っていたエネルギーが動き出すのを感じられるはずです。
怒りという強いエネルギーを外に出すことで、止まっていた心の歯車が再び回り始めますよ。
無力感に沈んでいるより、怒っているほうが、ずっと生きる力に満ちているんですね。
今日からできる感情のチューニング方法

それでは、この感情のスケールを日常にどう取り入れればいいのでしょうか。
誰でも今日からすぐに始められる、簡単なアクションをいくつかご提案しますね。
どれも簡単なことばかりなので、ご自身のペースで試してみてください。
- 今の自分の感情に名前をつけてノートに書き出す
- 「この感情より、少しだけマシな気分はどれだろう?」と自分に問いかける
- 心がホッとする温かい飲み物をゆっくりと味わう
まずは、今の自分が何を感じているのかを、ジャッジせずにノートに書き出してみましょう。
「私は今、不安を感じているんだな」と文字にすることで、感情と自分を切り離すことができます。
これが、客観的に自分を見つめる「自分軸」の視点を育てる大切なステップになりますよ。
次に、その感情よりも「少しだけホッとする考え方」を探すゲームをしてみてください。
そして最後に、温かいお茶やコーヒーを淹れて、その香りと温かさを五感でゆっくり味わいます。
「あぁ、美味しいな」と心から感じたその瞬間。
その「ホッとする感覚」こそが、感情の階段を上っている確かな証拠なんですね。
エイブラハム感情の22段階で自分軸を取り戻す

今回は、エイブラハム感情の22段階について、その意味と日常での活かし方をお伝えしてきました。
私たちの感情は、天候のように日々コロコロと変わり、一定にとどまることはありません。
ずっと晴れの日がないように、ずっとポジティブでいられなくても全く問題ないんです。
大切なのは、どんな感情の中にあっても、現在地を知って自分で舵を取ることです。
ネガティブな感情に飲み込まれそうになったら、この22段階の地図を思い出してくださいね。
あなたが自分自身の感情に優しく寄り添い、丁寧にチューニングしていくこと。
その積み重ねが、やがて「本当の自分」で生きる豊かな現実を引き寄せる土台になっていきます。
焦らなくて大丈夫。あなたのペースで進みましょう
引き寄せの法則を学ぶと、「早くポジティブにならなきゃ」と焦ってしまう気持ち、よく分かります。
でも、あなたがこの記事にたどり着き、自分の心と向き合おうとしていること自体が素晴らしいんです。
「今の自分を変えたい」という、あなたの内なる声がここまで導いてくれたのかもしれませんね。
感情の階段を上るペースは、人それぞれで全く違います。
一歩進んで二歩下がる日があっても、それはあなたが確実に前へ進もうとしている証拠なんですよ。
どんなあなたも、宇宙から見れば完璧で素晴らしい存在です。
大きく深呼吸をして、あなたの心が一番心地よいと感じるペースで、ゆっくりと歩いていきましょうね。
私たちはいつでも、あなたのその優しい一歩を応援していますよ。
最後に、今日のうちに一分でできることをひとつだけ決めてみてください。
今の気分より少しだけ軽い言葉を選んで、声に出してみる。それくらいで十分です。
気づきは小さく動かした分だけ自分の中に残っていきます。

